部下の悩みや課題を相談されたときに気を付けていること。とは言え、相談される上司であることが前提ですが。

投稿者: | 2021年10月27日

部下の悩みや課題を相談されたときに気を付けていること。とは言え、相談される上司であることが前提ですが。

部下の悩みや課題を相談されたときに気を付けていること。とは言え、相談される上司であることが前提ですが。

こんなボクですが、会社の中では立場的には管理職。

いくつかのチームを預かっていて、日々優秀な部下たちに”助けられて”います。

 

そんな部下たちを見ていて、

「こうした方がいいんじゃない?」と思うこともあります。

 

ただ、オッサンのボクが言ってもなかなかスッと入らないと思うので、

積極的にこちらから助言することはしませんが。

  

ただ、相談をされたり、助言を求められたりすれば、

ボクなりに言葉を選んで伝えるようにします。

 

伝えるときに意識をしていることは、3つあります。

 

まずは、順序。

「相談があります。」と言われてから、

「相談の内容を解決した状態」までのプロセスの順序です。

 

「相談があります。」と言われて、

いきなり「こうした方がいいよ。」とは言いませんし、言えません。

 

なので、まずやることは「どうしたの?」と相手の話を聞きます。

とにかくひたすら聞く。

 

わけがわからないことだろうが、おかしなところがあろうが、

意味不明なことだろうが、なんだろうが、

相手のペースで、相手の話したい内容をひたすら聞きます。

 

聞いていて、「いや、そりゃこうでしょ?」と感じる部分があっても、

「うん、うん。」とひたすら聞きます。

   

次に、聞いた話の内容を整理させてもらいます。

「状況は把握したから、ちょっと話を整理させてもらっていい?」と、

相手のアタマの中と気持ちを一緒に整理します。

 

今の課題は何か?

何に困っているのか?

どんな状態に困っているのか?

自分なりにどんな状態になったら良いと思うのか?

どんな感情を持っているか?

どんな感情になれると理想なのか?

 

そんなことを整理します。

この整理をするだけで、スッキリする人も多いです。

 

そして、三つ目。

自分の失敗談を伝えます。

「こうした方がいいよ。」ではなく。

 

ボクは仕事ができない人間でしたし、

ホームラン級の失敗から、ヒットや内野安打?級の失敗の数は知れず。

豊富な失敗談から、その人に合いそうな失敗談を話します。

 

そうすると、相手は自分に置き換えて、

自分なりの解決方法を編み出します。

  

そして、自分なりの解決方法を話してくれれば、

「いいね、それでやってみよう。」と同意するようにしています。

  

間違えても「こうだから、ダメなんだよ。」

と言うことはしません。

 

 

という感じです。

 

ただ、そもそも、相談される上司でいることが大事ですけどね。

  

  

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