高速にPDCAを回すためには、長期視点が必要。

投稿者: | 2019年6月16日

高速にPDCAを回すためには、長期視点が必要。

高速PDCA

PDCAって大事ですよね。

そのPDCAについて思ったこと。

定着しないPDCA。

「PDCAを回すのが大事!」というのは、ご存知の通り。

ビジネスの現場では、何かと言えば「PDCA!」という掛け声が聞こえてきます。

しかし、多くの現場ではPDCAが上手く回っていないようにも見えます。

本屋さんに行けば、いろいろな角度からのPDCAの解説や定着の方法が書かれた本が並んでいるのは、ダイエットのようなもので、必要性は感じているけどなかなか上手くいかない人が多いからでしょう。

ボクもその一人。

なんで定着しないのでしょう?

思込みが原因。

定着しない理由は、それぞれの現場によると思いますが、ボクが感じていることは、「すぐに定着できるという思い込みがある」というもの。

PDCAの理屈は、割と簡単に理解できると思います。

理解できるがゆえに、「お、カンタンにできそう!」と思えます。

そう思えるのはとても良いんですが、理解できるのと現場にい定着するのは全く別物。

「カンタンに出来そう」と思って始めたら、思うように進まず、結局やらなくなる。

つまり「やれる!」と思っている期間と、実際に定着させる期間にギャップがあり、そのギャップが原因で、定着する前に諦めてしまうことが多いわけですね。

高速PDCAは長期で考える。

思うように進まない理由は、こんな感じです。

PDCAには数字が欠かせませんが、その数字を取るためにはデータを収集して、自分たちの見たい形に編集しなければならず、その次のステップでは数字を読み解いて、次のアクションを考えないといけません。

この4つのステップをスムーズにするのが、結構ハードルが高いんです。

まず、データ収集。

入力する時間がなかったり、ツールの理解が進まず入力できないなど、データが思うように収集できないことがあります。

次に、数字を見たい形にするのも結構大変。

数字をクロスさせて分析するにも、excelや集計ツールのスキルが必要になるので、そうした人材がいないことがあります。

また、そのためのBIツールなるものもありますが、導入に時間がかかったり、コスト的に高かったりするわけです。

さらに次の、数字を読み解く。

これは、結果の数字の良い悪いだけ判断するだけでなく、仮説を持って結果を構成する数字を追っていくことが必要になりますが、これが片手間でサクッとできるスキルがある人はなかなかいません。

最後に、次のアクション。

数字を読み解き、次のアクションを考えるためにはビジネスのセンスが必要です。

当たり前ですが、ビジネスセンスと言うのは、一朝一夕には身に着けることができません。

こう見て行くと、一週間や一カ月で組織に定着させるのは難しいことがわかります。

なので、高速でPDCAを回すと言うと短期的にできるようなイメージをしますが、キッチリと定着させるには長期的に取り組むことが大事だと思います。

 

 

●「マーケティングをやらないと。。」と思ったらお声掛けください●

【マーケティング支援サービス】

*ご自身のマーケティング戦略を考えたい、マーケティング知りたい、はじめたい!という方のためのサービスです!

 

↓Kindleで本を出版してみました↓