お小遣い制を制する者は、会社の予算をも制する。(制約こそがアイデアの源泉だ)

投稿者: | 2014年6月4日

 

 

#768 お小遣い制を制する者は、会社の予算をも制する。(制約こそがアイデアの源泉だ)

 

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こんにちは。コジマです。

3ノットの代表的な特徴のひとつに、”お小遣い制”があります。

”お小遣い制”というとネガティブなイメージを持つかもしれません。しかし、「制約こそがアイデアの源泉」と言われるように(ボクが考えただけ)、”お小遣い制”がもたらす制約は、”仕事リテラシー”を鍛えてくれます。

会社の予算取りは、お小遣い制で鍛えられる。

会社で何かにおカネを使うときは、予算取りをします。

その金額が大きければ大きいほど、決済権限が上層部になり、いろんな資料や多面的に物事を考える必要が出てきます。そして、一発でOKということは少なく、その承認をもらうのは結構な時間と労力が必要です。

同じような仕組み(?)が、家の”お小遣い制”。おそらく3ノッターで、好きなだけおカネを使える人は少ないはずです。

自分が何か欲しくても、自分で使えるお金は限られています。月額いくらと決められていれば、そこから絶対的に必要な金額を差し引くと、残るお金は中学生のお小遣いよりも少ないなんてことも考えられます。勝手に使ってしまえば、あとで大目玉をくらいます。

しかし、あれも欲しい、コレもほしい、あれもしたい、これもしたいと人の欲望にはキリがありません。そこで優先順位をつけて、決済権限者(家庭によって異なりますが、ヨメであることが多い)に、スポットで小遣いをもらうように交渉を始めるわけです。

予算取りもお小遣いのスポット交渉も同じ。

予算を取るには、順序があります。

決済権限者のスケジュール把握や感情の起伏やタイミングをリサーチし、会社の方針や世の中の流れや競合動向を組み合わせ、関連部署や人にネゴして、ファーストアプローチをし、段階的に本格的なアプローチをし、プレゼンし、コスパをアピールし、決済をもらう一連の流れがあります。

小遣い交渉も同じです。

嫁のスケジュールや機嫌をリサーチし、他の家庭や一般論や切実な思いを伝え、子どもたちに口裏を合わせてもらい、軽くアプローチをして、機嫌の良いタイミングでボールを放り込み、コスパや必要性、そして大事なのは家族へのメリット、決済権限者へのメリットをわかりやすく伝え、承認をもらいます。

一番大切なのは、日々の積み重ね。

ここで大切なのは、卓越したプレゼン能力ではありません。

一番大切なのは、日々の信頼関係です。

会社でも同じだと思いますが、日々の仕事の進め方や勤務態度、言動といった小さな積み重ねが信頼をつくります。そして、その信頼が大きな担保になり、承認をもらう際に後ろ楯になることは間違いありません。

これは、お小遣いでも同じです。

日々の生活の中でのコミュニケーション、家事のお手伝い、子育てへの協力、時には決済権限者にケーキを買うとか、花を買って帰るいう小技や連続技などが、その承認に大きな影響を与えます。

3ノットのみなさま、”お小遣い制”が仕事へのリテラシーを知らぬ間に鍛えていることを覚えておきましょう。

(注:あくまで一般的な家庭の話であり、ボクの家庭をベースにした話ではありません。)

 

★近況報告★

今日は、一日中、席にいることに挑戦。思ったのは、動いていないと良い(自分で勝手に思っていだけ)アイデアは浮かばないということです。

1日1新:会社近くのお弁当屋さん。

1D1A:サイトストラクチャの勉強。

 

今日も一日感謝です。