EC事業での自分の役割は?

投稿者: | 2018年12月15日

EC事業での自分の役割は?

「ECの売上を上げるには、セッション数を上げて、CVRを改善し、客単価を上げましょう!」と言われます。

わかりやすい公式ですし、理屈もよくわかりますが、ただ、そんなのは評論家の言うことだと思っています。

事業を回している側としては、もっと大事なことがあります。

赤星選手の盗塁。

こんな話を聞いたことがあります。

元プロ野球選手で、阪神に赤星選手という選手がいました。

(すみません、ボクは野球には詳しくありませんので、あしからず。)

赤星選手は、5年連続盗塁王で、成功率は80%とのこと。

ヒットやフォアボールで出塁すれば、8割の確率で2塁まで行けるということです。

その成功率を支えているのは、3S(スタート、スピード、スライディング)だと評論家は言うそうです。

ただ、赤星選手的には、違う視点を持っていて、「盗塁とは、究極の心理戦である。」という考えが根底にあると言います。

盗塁は、ピッチャーが投球し始めた時にスタートを切ります。

ピッチャーからキャッチャーまでは平均1.2秒、キャッチャーから2塁までは平均2.0秒、3.2秒以内(速いときは2.9秒)に2塁ベースに触れば盗塁は成功するわけです。

赤星選手は、平均3.2秒なので、成功率は五分五分だったそうで。

そのために、投手の癖、キャッチャーの癖、配球のデータなどを頭に入れて準備をします。

しかし、実際のところは、数値に現れないたくさんの要素があり、練習やデータだけでは身につかず、試合の空間でやるしか身に着く方法は無いと言います。

自分のやるべきこと。

ビジネスでいくと、コンサルさんや代理店の営業さんが、冒頭のような話をしてくださいます。

そして、こんなことを提案してくれます。

「セッション数を上げるために、広告はいかがですか?」

「CVRを上げるために、接客ツールや内部検索はいかがですか?」

「客単価を上げるために、商品登録サービスはいかがですか?」

確かにそうしたことは必要ですが、個人的には小手先の方法のように感じてしまいます。

それよりも、今自分がやるべきは、『チャレンジできる環境作り』なんです。

実践する環境をつくる。

なので、ドンドンとチャレンジする環境をつくろうと思っています。

そして、致命傷を負わないように、ガンガンやって、数値に現れない要素を現場で身に着けるしかありません。

失敗したら省みて、次にうまくいく方法を考えて、またやってみる。

この繰り返しをおもしろがれる環境こそが、チームを強くする秘訣だと思います。

そんな姿を率先して見せることも自分の役割です。

 

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