【せたがやパパの会流マーケティング】ビジネス設計の順序はものすごく大切。

投稿者: | 2015年10月11日

papanokai

【せたがやパパの会流マーケティング】シリーズ。

(会社員で複業(サードワークス)に挑戦した筆者。「せたがやパパの会」の立上げから運営での学びが、今の仕事にどう役立ているか?シリーズです。会社員で複業(サードワークス)をやってみようと思っている人、会社で事業を預かるリーダーの方にとって、ちょっとだけ役にたてばいいなと思っています。)


昨日に引き続き、【せたがやパパの会流マーケティング】。

ベンチャーブームの最中、ミーハーな自分も小さく起業しようと思って、いろんな商材を販売しようとホームページを自分で作るも、まったく売れない(当たり前)状況が続く日々、、そして考えました。

「会社の営業職では売れるのに、何で売れないんだろう??」と。

そこに、ひとつの商売の定石があります。

「商品をどうやって売るか?」をスタートにする間違い。

当時のボクの仕事は、法人新規開拓でした。

取引のない法人にアプローチをして、新たに取引を始めてもらうのが目的です。

このとき多くの営業マンは、営業活動を”商品”から考えます。

どういうことかというと、新規開拓をする前に、販売する商品を決めて、その商品のアピールポイントを考え、買ってくれそうな会社をリストアップして、アプローチして、商品を買ってもらうというプロセスでした。

売る商品、つまりは会社が扱っている商品を「どこにどうやって売るのか」を考える訳です。

実際「この商品を売るためにはな、ここをアピールして、頭下げてお願いして・・・・」とセンパイから教えを頂いていました。

「誰なら売れるか?」を考える。

しかし、それでは自分の場合はうまくいかず、入社してから2年間は全然成績が上がらなかったんです。

そこでボクは、ボクに好意を持っていただける担当者(企業)をひたすら探しました。

売るモノなんて後回しで、とにかくいろんな情報を持って、自分を良く思ってくれるお客様を探しに、ひたすら飛込み営業をするんです。

なんて非効率な。。と思いますが、当時のボクにはそれしか方法が思いつかなかったんです。

そこで、自分のキャラを良く思ってくれるお客様の特徴が、何となくわかってくる訳です。

そして、ボクをかわいがってくれるようなつながりを持って仲良くなると、お客様が欲しい物(売る物)を教えてくれるようになります。

「こういうのない?」「これで困っているんだよね。」といったヒントをくれます。

そうしたら、社内で頭を下げて無理やり作ってもらったり、自分で製造先を探して仕入れたりするわけです。

「今ある商品をどうやって売ろう?」と考えるのではなく、お客様から欲しいものを聞いてそれを作るんですね。

そうすると、こんなボクでも売れるようになりました。

邪な思い(?)から生まれたせたがやパパの会。

こうしてボクの営業スタイルは、「関係性の構築」と「セールス」を分けていました。

それを自分の起業にも活かそうと、「まずは、自分を信用してくれるお客様とのつながりを作ろう。」と思ったわけです。

そして「その後に売るものを考えよう。」と。

それからは、「一体どうしたら、どこの馬の骨かもわからないボクを信用してくれるのか?」を考えるようになりました。

 

コミュニティや自分を好んでくれる人とのつながり、つまりは自分に合う顧客名簿さえ持っていれば、ビジネスは成り立ちます。

マーケティングやセールスでは、「どうやって売るか?」ではなく、まずは「顧客名簿をどうやって作るか?」に注力することが大切だということを学んだ訳です。

続く。

 

◆近況報告◆

今日は、代々木公園グラウンドで息子のサッカー試合の設営など。

1日1新:なし。

 

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