売れるだけ売れば良いってものではないという話。

投稿者: | 2022年12月26日
売れるだけ売れば良いってものではないという話。

ボクの会社は12月が決算。

一旦の区切りを迎え関係者の方々に感謝しつつも、ボクの視線は来年、再来年、その先へと向いています。

ボクの会社は事業会社ですから、キッチリと売上を上げて、利益を上げなければなりません。

そのために、どの領域で、誰に、何を、どうやって価値を提供するのか、そんなことを常々考えているわけです。

 

で、ボクはとにかく「どうやって売上を上げるのか?」を考えていました。

「とにかく、訪問件数を増やそう」

「チラシを撒いて、さらに一件一件アポ電を入れよう」

「展示会に出展して、顧客リストを集めよう」

といった施策を中心に考えていたんです。

それらは、どれも売上が上がるものですし、ボクから見ると「それをするしかないよね」と思えるものでした。

 

しかし、こうしたやり方で売上が上がるも、困ったことが起こったんです。

売上が上がったところまでは良かったんですが、仕事量が増えて、回らなくなって、ちょいちょい小さなミスが起こり、やがて大きなクレームにつながり、そのクレームのフォローでさらに仕事が回らなくなり、クレーム発生率が高くなる負のスパイラルにハマり、ものすごく効率が悪くなってしまったんです。

長い目で見たら、クレームが続発して、利益や自分の投入時間に対するリターンを考えたら「???」といった状態になってしまったんです。

う~ん、困った。。。と。

 

ただ、その状態を経験したのでわかったことがありました。

もちろん、まずは売上を上げることは大切。

ただ、その後、売上が上がればあがるほど「自分の首を絞めていないか?」という見直しが必要だと思います。

どうやって売上を上げたいのか?

言い換えると、どんな人に、どんな価値を、どうやって提供したいのか?

「モテたい!」と思っていて、いきなりモテるようになっても、自分の好みでない人やお年寄りばかりからモテてもうれしくないのと同じで。

喫煙したい人と、たばこが嫌いな人、両方を同時に満足させることはできないわけで、ある程度、スクリーニングをすることが必要だということです。

そこを考えつつ、営業基盤をつくることが大事だなぁと思った次第です。

 

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