逆算思考がデキない理由は、ひとつしかありません。
それは、情報不足、経験不足です。
自分自身、「逆算思考が大事だよ」というのはわかっています。
わかっているけど、これがなかなかでき。。
その昔、ある仕事を任されました。
その仕事のゴールは、月間売上1000万円、手残りの利益200万円。
上司からは「逆算思考が大事だからな」と言われたので、「承知しました！」と元気に答えて、「さて、頑張るぞ！」と気合を入れて、言われた通りに「逆算思考」をしました。
しかし、その結果、ゴールには届かず。。。
上司からは、「逆算思考が大事だって言っただろ」と詰められるボク。
「・・・はい、逆算思考をしたんですけど、ダメでした。」と答えたら、「頑張りが足りないんだよ！」とさらに怒られました。
「逆算思考に頑張るとかあるんだな」と素直に受け止めつつ、「いや、待てよ、そもそも自分は逆算思考がわかっていないんじゃないのか？？」と気が付いたわけです。
上司も教えてくれれば良いものの、そうはいかないので、自分なりに考えたんです。
1000万円を売り上げるためには、いくつの顧客が必要で、一顧客当たりいくら買ってもらえばよくて、その金額をそもそも買ってもらうための予算があるのか、どんな課題に予算を割いてくれるのか、そこに必要な商品はどんなもので、どこから仕入れて、いくらで提供して、どういう流通をさせて、どう納品すればいいのか、みたいな因数分解をする必要があります。
要は、そのゴールを達成するための要素やどんな構成で組み立てればいいかがわからなければ、逆算思考なんてできないんです。
その要素を導き出す枠組みを知らなかったんです。
さらには、自分が今、その枠組みすら知らない現状に気が付いていなかったんです。
そこに気が付いて、自分の現時点を知ることができて、初めてゴールへの方向やギャップがわかり、ギャップを埋めるために必要な情報や知識、行動がうっすらと見えてきたんです。
今考えればなんてことは無いんですが、「逆算思考が大事！」とわかっていてもできない人は、そもそも今の自分の位置を把握しておらず、ゴールまでのギャップを埋める情報や経験が圧倒的に不足しているのかもしれません。
【kindle Unlimitedで無料！】
マーケティングの取扱説明書。
