「がんばります」を分解して、具体的な数字と行動に落とし込もう。

投稿者: | 2022年9月19日
「がんばります」を分解して、具体的な数字と行動に落とし込もう。

人生や仕事で便利な言葉。

それは、「がんばります!」

 

調子が悪いときも「がんばります!」

成果が出ないときも「がんばります!」

失敗したときも「がんばります!」

 

「がんばります!」と言えば、すべてがOKみたいな雰囲気になり、便利な締め言葉として使えるわけです。

ボクも、営業の頃に売上を達成できなかったときは「来月はがんばります!」とか、「次はがんばります!」と反省しながらも元気に前向きさを含んで発言することで、幾度となく上司から詰められてどうにもならない窮地を逃れてきました。

アホなボクは「がんばります! キラーワードで最高だわ~」と思っていました。

  

しかし、あるときにボスからこう言われました。

「で、どう頑張るの?」

  

こう言われて、「どう頑張る?って言われても、頑張るは頑張るしかないでしょ」と思いつつ、「えっと、新規開拓頑張ります!」と答えました。

すると今度は、「新規開拓するのに、何件リストアップしていて、何件アプローチして、何件アカウント開設して、何件でいくらの売上が上がるの?」と聞かれました。

  

とりあえずその場を何とか収めて逃れたいと思って「がんばります!」で突き通そうとしていたボクは、何も答えられずに撃沈。

「すみません、、、具体的には何も考えていないです。。。」と惨敗。

 

ボスは、「いやいや、怒っているわけではなく、具体的にどんな行動をするのか聞きたいだけで、無いなら一緒に考えよう」とサラッと言いました。

 

そこでボクは、ハッと気が付いたんです。

何かを変えるにも、「がんばります!」と言っているうちは、何も変わらないことに。

 

そりゃそうですよね。

「がんばる」と言っても、その人によって内容も、スピードも、かける時間も全く異なります。

営業の頃の例で言うと、リストアップを10件して、アプローチを5件して、2件のアカウント開設をするA君と、リストアップを100件して、アプローチを50件して、10件のアカウント開設をすることを目標にするB君では、「頑張り方」が変わります。

 

もちろん、どちらが良い悪いではありません。

A君は少ないからダメで、B君は多いから良いだろうというわけではなく、成果にどう結び付けるかが重要。

A君は2件のアカウント開設しかしていないけど売上は1000万円で、B君は10件のアカウント開設をしたけど売上は10万円でした、なんてこともあるわけです。

 

頑張るを具体的に数字にして、目に見えるようにすることで、計画通りにできれば、そこに再現性が生まれて、「がんばります」の頑張り方がより具体的になり、成果を出しやすくなるわけです。

 

「がんばります」を分解して、より具体的な数字と行動に落とし込むことが大切ですね。

 

 

 

 

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