会社で「何かを変えよう!」と思ったときに必要なのは、決起集会という名の飲み会ではない。

投稿者: | 2021年11月13日

会社で「何かを変えよう!」と思ったときに必要なのは、決起集会という名の飲み会ではない。

会社改革 会社で「何かを変えよう!」と思ったときに必要なのは、決起集会という名の飲み会ではない。

「何かを始めたい!」

「何かを変えたい!」

そういう想いがわいてきても、3日もすれば元通り。

 

そんな繰り返しばかりだと、結局何も変わりません。

 

こういう話はよくありますし、

ボク自身もその類なので激しく理解できます。

 

例えば、

娘に「ポチャポチャのお腹のパパ、カッコ悪い!」と言われたら、

「ヤバい、痩せなきゃ!」と強く思います。

そして、新しいダイエット方法や運動習慣を取り入れたとしましょう。

 

しかし、多くの場合、

3日もすれば「今日は忙しいから、1日くらいやめておこう」とスキップし、

1週間もすれば「最近疲れているから、今日はやめておこう」とスキップし、

2週間もすれば「立て込んでいるから、来週からやろう」とスキップし、

1ヵ月もすれば「忙しい状況が改善してから、再開しよう」となるわけです。

  

これは、仕事でもよく見られます。

例えば、プロジェクト会議。

「これを成功させよう!」と盛り上がりを見せてスタート、

「よし、決起集会だ!」と飲み会で盛り上がり、

「明日から変えようぜ!」と気分は最高潮、

翌日は二日酔いで「二日酔いが治ってからやろう!」となり、

翌日は「目の前の仕事を片付けてからやろう。」となり、

一週間もすれば「今月は忙しいから、来月からやろう。」となり、

1ヵ月もすれば、他の案件で手一杯になってしまう。

 

プロジェクトの最初は、メンバーの士気も上がるけど、

すぐにしぼんでいって、消えていってしまう。

そうした現象を、ボクは”出オチ現象”と呼んでいます。

  

ボクもいくつかのプロジェクトをまわしていますが、

”出オチ現象”をたくさん見てきました。

 

なので、ボクなりにそうならないようにしていることがあります。

 

それは、「初動で叩き込む!」です。

 

人間、始めるときが一番やる気になっているもの。

なので、やる気になっているときに、いろいろなことを決めてしまうんです。

ゴールの状態を具体化して、

その状態になるための方法とタスク、

そのタスクの担当者を指名して、

スケジュールをすべて決めてしまう。

 

こうなると、担当者はやる気があろうがなかろうが、

スケジュールに沿ってやらざるを得ない環境になり、

コトのスピード感はあれど、前に進むんです。

 

なので、

やる気になっているときにすることは、

みんなでワイワイと決起集会と言う名の飲み会ではなく、

ゴールの設定、タスク、担当者、スケジュールを切って、

逃げられない環境をつくることです。

 

ボクも今のプロジェクトを粛々と進めようと思います。

 

 

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