利益を増やすと一言に言っても、その定義を決めなければ何も進まない。

投稿者: | 2021年7月25日

利益を増やすと一言に言っても、その定義を決めなければ何も進まない。

利益を増やすと一言に言っても、その定義を決めなければ何も進まない。

 

打合せをするとき、言葉の定義は重要です。

言葉の意味が違っていると、そもそもの話がズレてしまいます。

 

例えば、「利益を増やそう!」といった話。

利益と一口に言っても、人それぞれ捉え方が違います。

 

売上から原価を引いた「粗利益」。

粗利益から経費を引いた「営業利益」。

営業利益から営業外の収益を足したり、引いたりしたのが「計上利益」。

経常利益から特別利益を足したり引いたりしたのが「税引き前利益」。

税引き前利益から税金を引いたのが「当期純利益」。

  

そして、それぞれの利益を上げるためにやることと言えばいたってシンプルで、

  • 粗利率を上げる(値上げする、原価率を下げる)
  • 売上を上げる(客数、客単価(商品点数、一商品平均単価)、購入回数を上げる)
  • 経費を下げる(人件費、システム費、物販なら物流費などを下げる)

の3つしかありません。

 

そして、どこの利益を増やしたいかによって、やることや順序は変わります。

 

にも関わらず、「利益を増やさないと、首が回らなくなるぞ!頑張れ!」と言ったところで、利益は増えません。

 

そもそも「利益」と言っている言葉は何を指しているのか、それによって具体的な打ち手が明確になり、打合せの目的が達成されます。

  

なので、言葉って重要ですね。

打合せがうまくいかないのであれば、まずは言葉の定義を見直すといいかもしれません。

 

  

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