歩留りとファネルとジブン歩留り。

投稿者: | 2017年12月22日

最近、「歩留り」というキーワードを意識しています。

歩留りとは、もともと製造や生産全般において使われていた言葉のようで、「原料(素材)の投入量から期待される生産量に対して、実際に得られた製品生産数(量)比率」のことである。 また、歩留まり率(ぶどまりりつ)は、歩留まりの具体的比率を意味し、生産性や効率性の優劣を量るひとつの目安となる。」(source:ウィキ)というもの。

歩留りとファネル。

この考え方は、EC事業でいうところのファネル(漏斗)の考え方と同じようなものです。

集客して、接点を持ったお客様のうち、何人と商談して、最終的に何人と成約に結び付けられたか?といった購買プロセスをフェーズで分けて管理していくモデルです。

例えば、チラシを100枚撒いて、お客様が20人相談に来てくれて、そのうち10人が検討段階までいって、最終的に5人が成約に結びついた!というプロセスを管理するんですね。

オムニチャネル風に言うと、集客、会員化、F1転換、F2転換、固定化、優良化、みたいなものです。

歩留りを重要視する理由。

この歩留りを重要視する理由は、フェーズで分けて、ボトルネックを見つけるためです。

自分たちにゴールまでのプロセスを見える化すると、単に「売上が上がらない~」という悩みも、どこがボトルネックなのかがわかって、具体的な手を打ちやすくなります。

この”フェーズ毎の歩留り”は、EC事業をしているボクにとっては、重要なKPIなんです。

これを意識していることで、「売上を何とかせい!」と上から言われても、即座に施策が打てるような状態になっているわけです。

自分の中でも重要なキーワード。

で、仕事は仕事で、この”歩留り”が重要なキーワードなんですが、実は自分自身にとっても重要なキーワードとして意識しています。

どういうことか?

良い話や「なるほど~」という話、いろんな方々との出会いや出来事から得られる知恵や経験が、自分の中にどれだけ”歩留り”しているか?を意識するわけです。

これを”ジブン歩留り”と呼んでいます。

”ジブン歩留り”にもフェーズがあって、

  • フェーズ0 そもそも知らない。
  • フェーズ1 聞いても、知っても、経験しても、歩留り率0%状態。
  • フェーズ2 受動的に、聞いたことあると思い出せる。
  • フェーズ3 場面によって、能動的に引き出せる。
  • フェーズ4 能動的に引き出して、行動に起こせる。
  • フェーズ5 意識しなくとも、常に歩留った状態である。

例えば、「すべては今の積み重ね」という言葉を聞いて、「ああ、聞いたことがあるわ。」で終わってしまったらフェーズ2で止まっており、歩留まりしていない=自分の血肉になっていないので、どうしたら次のフェーズに上げていけるかを考えるんです。

もっと”ジブン歩留り”できるように、ひとつひとつ掘り下げていくことが必要ですね。

 

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