システムと現場の橋渡し。通訳的ポジションで仕事をしています。

投稿者: | 2017年3月31日

ボクの前の部下はよくこう言っていました。

「広く浅く知識を身に着けて、システムと現場の橋渡しをしたい。」と。

当時は、「ふーん」と半分流していましたが、最近になってその重要性を噛み締めています。

システム側の理屈。

システムベンダーさんとお話をしていると、話が合わないことがよくありました。

なぜなら、ベンダーさんって「システムありき」で話を進めようとするんです。

ボクはビジネスを組立てるのが仕事なので、正直、説明することが「新しい機能が追加されました!」とか、「性能が15%改善されました」的な説明をされます。

システム屋さんなのでシステムの話をするのは当然なんですが。。。

現場側の理屈。

一方で、現場側。

システム屋さんに機能や性能の話をされても、よくわかりません。

「・・・性能が15%改善。。あっそ。・・・で?」と思うわけです。

現場にとって重要なのは、その機能や性能が「顧客にどんなメリットをもたらすか?」です。

まあ、その辺りの発想は、現場の人の方が思いつきやすいのかもしれませんが、注意したいのが、前提条件やロジックによって機能せず、メリットがもたらされないこともあります。

そんなときは、システムの方は「要件に入っていないから、できません。」と平気で言いますが、事業者側からすると「おいおい、それくらいビジネスなんだから要件に入っていて当然だろ!」と感じることがあります。

通訳が必要。

これは、よくあることらしいです。

ボクも、現場とシステムの両方の人とかかわってきたこの三年で、実際にこの経験をたくさんしました。

なので、どちらの気持ちもよくわかります。

そして、それぞれのわかりやすい事例や言葉に置き換えて伝えることで、お互いに理解ができれば、多くの問題は事前に防げるし、ユーザーも事業主も、より大きなメリットが享受できます。

そこで部下だった彼の言葉を思い出しました。

「広く浅く知識を身に着けて、システムと現場の橋渡しをしたい。」

ボクは営業現場で育って、マーケティングを組んだりしてきて、さらにシステムの方にも関わって仕事をしています。

なので、事業よりの”通訳”的なポジションで仕事をしていこうと思う次第です。

 

◆近況報告◆

昨日はUさんとランチ。Uさん、ありがとうございました!今日は、今期最後の営業日。しっかりと締め処理を行います。

1日1新:花乃蕎麦