#647 予算にみるチーム力。
こんにちは。小嶋です。
この時期、会社では来年度の予算(目標売上と利益)なるものを作ります。
営業のマネージャーは予算を達成するために、どうアクションするかを
チームや個人に落とし込んで考えます。
当然ながら、去年より今年、今年より来年と、売上を伸ばす必要があります。
なので、昨年度より低い予算というものはありません。
無理やりにでも高い予算を設定します。
その予算の作り方で、そのチームが伸びるか伸びないかがわかります。
◆「ホントにできるの?」
今の職場での予算は、各個人の目標値を積み上げて作ります。
目標値は、昨年実績をもとにつくります。
「昨年これくらい売ったから、今年度は、これくらいかな」
というある程度の事実にそった形で作られます。
多くの人は、昨年対比103%~110%程度です。
ボクは、目標だから思いっきり高く設定しようと思ったことがありました。
昨年実績など関係なく、今自分が取りたい案件を合計して、
昨年対比で数百%というアホみたいな高い数値を提出しました。
すると、そこで当時の上司に言われたこと。
「本当にできるの?できなかったら、どうするの?」
◆「できるか?できないか?」
「本当にできるの?できなかったら、どうするの?」
上司からこう言われて、ボクは困惑しました。
「本当にできるの?」って言われても、やってみなければわかりません。
無責任なのかもしれませんが、100%できることはありませんが
当然ですが、達成するように努力を惜しまない覚悟でした。
そこへきて、「できなかったらどうするの?」と聞かれ、
「できなかったら、できる方法を考えるだけ。」と思う自分。
上司の立場からしてみると、予算を出して、達成できないと会社から怒られます。
なので、 会社が求める数値に近い安全圏のところで出したい訳です。
部下の目標を達成するために一緒に考えてくれるのが上司であると思いますが、
上司も人の子、怒られたくはない訳で、「できそうな」目標を立てることになります。
その思考プロセスによって、目に見えない弊害を生み、チームを蝕んでいきます。
◆あれ、いつしか自分も。
当時そう思っていた自分も、上司の立場になり、
気がつけば「できるか、できないか」で物事を判断するようになっていました。
過去に照らし合わせて、「できる」と思われやすいことを確実にやろうとしている自分。
その方が波風が立ちませんし、余計な時間が取られないからです。
しかし、今、「できるか、できないか」の考えでは、
近い将来チームが伸びなくなるという不安を抱えています。
結局のところ、「今できること」だけで考えるということは、
過去の延長線上でしか物事を考えられません。
過去にうまくいったから、昨年は売上が伸びたからという過去の思い出に浸り、
過去に事例がないからといって新しいことへの挑戦をしなくなり、
縮小している今の商圏をいかにして守るかにフォーカスし、
気がつけば競合が入り込んできて、利益が減っていってからでは遅い訳です。
今、サブ4(フルマラソン4時間切り!)を目標に走っていますが、
目標を立てた昨年11月時点で「できるか、できないか」を考えれば、
確実に「できない!」でした。
そして、いつの間にか「できない」目標を立てるのを躊躇していました。
しかし、De部CEO羅王さんに嫉妬して、サブ4という目標を立てたことで、
意識やアクションの質や量が変わったことを実感しています。
会社でチームを伸ばすにも、この考え方は必要だと思います。
過去にとらわれず、未来を見て仕事をする文化、それを許容するチーム、
その計画の立て方や考え方を少しでも伝えていこうっと。
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★近況報告★
今日は、内務に、営業に、いろんな処理。
夕方から自分プロジェクト業務改善会議第二回開催予定。
今日の体重:81.4kg。 体脂肪率 18.7%。
1日1新:Soup Stock Tokyo でランチ。
女性ばかりで落ちつきませんでしたが、スープ美味しい!
今日も一日感謝です。