「どうしたら売上が上がるのか?」売上が上がらないときに、経営陣が手を付ける2つのポイント。

投稿者: | 2016年4月14日

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会社の会議などで「どうしたら売上が上がるのか、ちゃんと考えているのか?」と発破をかけられることはありますか?

しかし、そもそもそんなことを聞く人に問題があるのだと思った次第で。

個別の施策よりも前にすることがある。

この質問に発破をかけられた人が「それが分かれば、誰も苦労しないと思いますが。。」とも言うわけにもいきませんよね。。

実際のところ、何がうまくいくかなんていうものは、やってみないとわかりません。

それでもみなさんは「コレをしたらいいと思う。」「あれをしたら売上が上がるかもしれない。」というアイデアを持っています。

なのに、なんでなかなか売上が上がらないのでしょうか。

答はカンタン。

そのアイデアを実行に移せないから。

なので、個別の施策を考えることも大切だけど、その前に組織としてやった方が良いことがあります。

組織がやった方がいいと思うこと、その一。

やった方が良いと思うことのひとつ目は、組織文化の改善です。

多くの場合、現場のみなさんは、それぞれに良いアイデアを持っています。

しかし、なぜかそれをやらないんです。

というか、できないんですね。

その理由は、

良いアイデアはある→実行したい!→承認が必要→承認する人がマーケットを知らないのでイメージができない→さらに関連部署との調整が必要になる→時間がかかる→他のことで忙しくなる→後回しになる→マーケットの状況が変わる→時代に取り残される→アイデアが陳腐化する→ヤル気が無くなる。

といった感じです。

ここでのボトルネックは、「やってみなければわからないんだから、やってみようぜ!」という組織文化です。

文化というのは時間をかけて作るものなので、もちろんすぐに効果は出ません。

しかし、すぐに始めないといつまでたっても変わりません。

なので、トップが号令をかけることはもちろん、それを実現させるための組織体制や人事考課、意思決定プロセスの簡略化などの仕組み面からバサッと変える必要があります。まあ、歴史や組織の大きさが邪魔しますが。。

組織がやった方がいいと思うこと、そのニ。

やったほうが良いと思うことのふたつ目は、システムの簡略化です。

何をするにも、今の時代はシステムが絡んできます。

そのシステムに柔軟性がないと、開発とお金がかかり、予算や人があてがえず、アイデアがストップしてしまいます。

なので、軽く動けるようなシステムが良いんですが、そのためには、業務フローやビジネス要件を組み直す必要も出てきます。

そうなってくるとちょっと重いですが、そこに目をつぶってしまうと、将来的に苦しくなるのは明白。

なかなか一筋縄にはいきませんが、そこを組み立てるのが経営の仕事です。

ということで、ボクが個人的に感じることは、部下やチームに対して「どうしたら売上が上がるんだ?ちゃんとやっているのか?」と聞くのは間違いで、中間管理職たちが高速でPDCAを回せる組織とシステムをつくることが必要だと考えています。

ということで、ボクをそこを意識しよっと。

 

◆近況報告◆

今日は、新しいサイトの打合せ。

1日1新:なし。

 

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