【ひとり税理士の仕事術】組織に埋もれるか?組織を動かす個になるか?

投稿者: | 2015年8月17日

IMG_6669

井ノ上さん著書の【ひとり税理士の仕事術】を拝読。

ボクは会社組織で働く身ですが、この本にはこれからの会社組織での働き方のヒントが満載。

働き方を模索している会社員のみなさん、強くおススメです!
ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士

働き方は変化している。

会社員のボクから見た”税理士”のイメージは、「年配の方が牛耳っていて、革新的なことはせず、昔ながらの慣習から離れられないお堅い仕事」というものでした。

(井ノ上さんとお会いして、そのイメージは良い意味で一変しましたが。)

しかし、時代が変わればその在り方も変わります。

これは、ボクがいる組織や働き方でも同じことが言えます。

この本の冒頭に、こう書いてあります。

時代は、組織から個の時代にうつりつつあるのです。

まさに、その通りだと思います。

会社組織でも同じで、常に仕事があって安定的な収入が得られるというのは、もはや幻想です。

自分なりの働き方や方向性を探る努力をしなければ、きっと今感じている閉塞感は払拭できないでしょう。

”組織に埋もれるか”、”組織を動かす個になるか”。

ボクは、”仕事をおもしろくする人”になりたいので、もちろん後者を目指しています。

組織の中だからこそ、自分のスタイルを思索する。

会社の仕事は、組織で進めます。

その組織で進める中にも”個”としてリーダーシップを発揮しなければ、主体的に仕事はできません。

それは、役職や勤続年数で決まるものではありません。

少なくとも、「人と同じように」、「今まで通り」をやっていては”組織を動かす個”にはなれません。

組織に埋もれないためには、「同じ」ではいけません。

井ノ上さんの本にもこう書かれています。

自由にやりながら、並行して、「税理士とは何か」も常に考え続けているのです。

~中略~

その思索の1つの形が、「ひとり税理士」というスタイルです。

~中略~

世の中が変わっていく中で、税理士が求めれるものも変わってきています。

「変わらない」こと、「これまでと一緒」であることは、大きなリスクです。

生き残るだけなら、それほど苦労しなくても大丈夫でしょう。

~中略~

重要なのは、「働き方」ではありません、「生き方」です。

目の前の仕事だけではなく、どう生きるかを考えましょう。

(P.36より引用)

会社組織を動かす”個”になるには、「自分の存在意義は何か?」を常に考え、自分なりのスタイルをつくっていくことが大切です。

”組織を動かす個になる”ヒントが満載。

この本には、「ひとり税理士」スタイルの130ものノウハウやスタンスが記されています。

その、この本にある”税理士”をいう言葉を、自分の立場や業界に置き換えてみると、それはどれもが”組織を動かす個になる”ヒントになります。

例えば、「5 独立の自由度を活かす」→「昇進して得た自由度を活かす」に置き換えてみたり、「21 税理士の仕事は楽しいですか?」→「管理職の仕事は楽しいですか?」と置き換えてみると、自分の働き方、生き方を見直す良い機会になります。

また、第4章「時間の使い方」、第5章「心と体のマネジメント」などは、税理士に限ったことではなく、組織で働く人にとっても参考になることばかり。

会社組織は疲れるかもしれませんが、自分なりに”組織を動かす個になる”ことを目指すスタイルも面白いと思います。

そんなことをたくさん学んだ【ひとり税理士の仕事術】。

組織で働く人に、おススメです。

 

◆近況報告◆

今日から仕事モード全開です。

1日1新:みかんポテチ。

 

今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。