ビジネスで全体最適が大事なのはわかっているけど、できない会社が多いシンプルな理由。

投稿者: | 2019年10月21日

ビジネスで全体最適が大事なのはわかっているけど、できない会社が多いシンプルな理由。

ビジネスは、全体最適で考えることが大事です。

全体最適ができないのは、考える順番にある。

ボクが今さら言うことでもありませんが、ビジネスは全体最適で考えることが大事です。

これ、みんなわかっているけど、なかなかできない。

わかっていることとやっていることは違うよね~っていう典型的な例です。

では、なぜわかっているのにできないのでしょうか?

その答は、とてもシンプルで、「考える順番を間違えている。」というのがボクの中での答です。

考える順番を間違えていると。

では、なぜ全体最適が大事だけど、なかなかカタチにできない理由は、「考える順番が間違えているから」なのでしょう?

ボク自身がいろいろな事業に関わらせていただいている中で、とある事例に出会いました。

その事業は、売上が上がっているも、赤字体質で何とかしないといけない状況でした。

現場では、現状から見える数字を元に分析をしてもらった結果、原因は「新規客が減っているから」と結論付けました。

なるほど、確かに会員登録数はここ数年減っているし、原因のひとつとしては合っているように見えます。

しかし、問題はここから。

なんとかしなきゃ!ということで、施策を考えたんですね。

「新規客が減っている」→「新規客を増やそう」→「客寄せセールをしよう!」→「広告DMをやろう!」という流れになりました。

もちろん、やらないよりは、やった方がマシかもしれませんね。

しかし、結果、大きなお金を使って、全く成果につながらず、大コケでした。

ま、失敗は成功のもとなので良いんですが、これからどうしたら良いのでしょう?

考える順番を変えるだけで、全体最適に近づける。

実は、こうした失敗事例はたくさんあります。

この失敗の原因こそが、『考える順番の間違い』です。

『現状の問題』から、いきなり『その問題を解決する施策』を考えてしまうんです。

『現状の問題』→『その問題を解決する施策』ではなく、『現状の問題』→『どう在りたいか?』→『在りたい姿にするための施策』なんです。

とてもシンプルな話ですが、『どう在りたいか?』、つまりはゴールを設定してから『施策』を考えるんです。

その順番で考えたら、「新規客が減っている」→「どう在りたいんだっけ?」→「既存客にサービスしよう」→「既存客が喜ぶ新しいサービスはなんだろう?」→「こんなサービスをお試し価格で提供してみよう」→「うまくいったら、離脱顧客にアプローチしよう」→「最終購入日から日数の経っている顧客はどれくらいいるだろう?」→「ここに対してアプローチしよう」みたいな発想も生まれます。

そうすると、ただ「新規客が減ったから、新規客を獲得しよう」というのではなく、改めてゴールを確認することで発想の幅が広がり、客単価や利益構造も変わる可能性があります。

思ったよりも、全体最適ってカンタンですね。

現状→施策ではなく、現状→ゴール→施策の順に考えるだけ、だいぶ変わると思います。

 

 

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