売上をどうやって上げるかを考えるとき、売上をどうやって上げたいかを考えることがセットになる。

投稿者: | 2019年8月17日

売上をどうやって上げるかを考えるとき、売上をどうやって上げたいかを考えることがセットになる。

売上の上げ方

とある営業をやっている人に「どうやって売上を上げたら良いですか?」と聞いたら、「どうやって売上を上げたいの?」と聞き返されて、「???」となったことがありました。

最終的に売上が悪くなるAさん。

ボクが営業をやっていた頃、こんなことがありました。

売上がものすごく良いAさんと、そこそこ良いBさん。

Aさんは、売上がものすごく良いです。

ただ、売上がものすごく良いというのは、ある期間を見たときの売上です。

いつもたくさんの案件を抱えていて、終電まで会社に残って仕事していて、体力的にもきつくなってきたのか、ちょこちょこミスが起こり、その積み重ねで大きなクレームが起こり、クレーム対応に追われて、仕事が回らなくなってしまい、一時的には良かった売上が、時間が経つにつれて下がってしまいました。

そこそこ成績の良いBさん。

一方のBさん。

いつ働いているんだろうみたいな感じで、いつも余裕があり、お客様との関係も良好、案件も来るけど断りを入れたりしているにも関わらず、常に営業成績は爆発的に良いわけではありませんが、常にそこそこ良いんです。

で、相談してみたんですね。

「どうやって売上を上げれば良いんですか?」と。

Aさんは「とにかく量をこなすことが大事だ!」と良い、Bさんは「え?どうやって売上を上げたいの?」と言い、続けて「まずは量をやって、そこから自分がどうやって売上を作るかを考えることだ!」と言いました。

両方とも量をこなすことは必須でしたが、そのまま量で勝負していくのか、量をこなしながら次の手を考えるか、というところに二人の分岐点があるように感じたことがあります。

マーケティングのおもしろさ。

もちろん、どちらが良い悪いではありません。

ただ、ここで感じたように、「どうやって売上を上げるか?」を考えるときに、「自分はどうやって売上を上げたいの?」という視点を持つことは、重要なのかもしれないと思ったわけです。

売上が上がれば上がるほど、ミスや事故がちょこちょこ出てきて、仕事が回らなくなってしまい、信頼を落として、結局は売上が下がってしまったり、自分とソリの合わないお客様と我慢したり、価格だけで選ぶお客様に頭を下げ続けなければならなかったり。

「それでも売上が上がるならば!」と考えるのもいいですが、ボクは「売上を上げることはマストだけど、売上の上げ方も大切!」と思ったわけです。

その売上の上げ方をコントロールできるのは、マーケティング的な要素が多分にあるわけで、マーケティングのおもしろさを改めて感じた今日このごろです。

 

 

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