40代転職。選択肢AかBではなく、Cも考える。

投稿者: | 2019年5月13日

40代転職。選択肢AかBではなく、Cも考える。

先日、とある会社から、年収も、ポジションも、現職よりもかなり良い条件でのオファーをいただいたサラリーマンの方。

具体的に転職を考えていなかったボクですが、その条件を目の前にちょっと考えて、悩んだ末、結論「転職はしない」ことにしたとのこと。

その過程と結論に至ったプロセスをまとめておきます。

40代、現職か?転職か?

今回の転職騒動の悩みの内容は、

A:現職のまま

B:転職する

の二択で考えました。

二択だと、比較項目を整理していくのが有効です。

例えば、「業界の成長性」「年収」「ポジション(役職)」「求められるスキル」「仕事のおもしろさ」「勤務時間」「年間休日」など。

それに加えて、転職した場合のリスクとメリットを考えます。

例えば、「一緒に仕事をつくるメンバーのレベルが思ったよりも低い場合、そこから引き上げる労力と求められる成果を出す時間軸のギャップ」、「新しいところでの人間関係構築や成果を出さないといけないというプレッシャーによる時間的、精神的余裕の欠如によって、ヨメとの衝突が増える」、「経営陣が入れ替わりによる急な方針転換の可能性」「新しい場所で、新たなチャレンジができる」「伸びる業界で今までの経験とスキルを思う存分発揮できる」などなど、数値化できないものもあります。

逆に、現職のままのリスクとメリットも考えます。

例えば、サラリーマンの多くは、40代半ばである程度の先が見えるものですから、「このままだと、良くて課長や部長で役員にはなれない。」「給与形態が決まっているから、年収も大きくは上がらない。」「長く勤めているから仕事が惰性になってしまい、やりがいが見つからない。」「今までの実績や経験があるから、現職だと安定している」など、現職の場合は、今の現状から見える未来を整理しやすいと思います。

それらを書き出した上で、Aの現職のままか?、Bの転職するか?を考えるわけです。

逆算思考で結論を出す。

で、このAか?、Bか?で考えて、ボクの場合なら、大いに迷うと思います。

当たり前ですが、それぞれにメリットもデメリットもあります。

しかし、どちらか一方を選ばなければなりません。

そんなときに思ったのは、「自分がどう在りたいか?」のかを改めて考ること。

目の前の年収やポジションも大切なんですが、それよりも「50歳のときに、自分はどう在りたいのか?」を見直したそうです。

そこから、5年後の自分が、理想の自分で在るために、どちらの選択肢を取った方が良いのかを逆算したわけですね。

そうすると、業界成長性も、ポジションも、権限範囲も、年収も、今より良い条件の環境で、いろんなチャレンジができて、それが自分の血肉になり、もっとおもしろい仕事を創れるようになるから、「う~ん、Bの転職だな」という結論に達しました。

Cという選択肢。

ということで、一度は転職をすることに決めましたが、もう一度冷静に現状の環境問題と5年後の在りたい自分を考えてみると、どうもシックリ来ないとき、もうひとつの選択肢を思いついたそうです。

それが、『C:現職+自分事業準備(複業準備)』です。

現職のある程度コントロールできる環境による(良い意味での)精神的安定から生まれるヨメとの関係性の改善(?)に加えて、自分で責任を持ってコントロールできるおもしろい仕事を創る準備をするという選択肢です。

で、Aか?Bか?ではなく、Cという選択肢を選ぼうと決めました。

今までも『C:現職+自分事業準備(複業準備)』をぼんやりと考えていましたが、今回の転職オファーによって自分の考えを深めることができ、改めてカタチにしようと考えられたんです。

さて、今回の選択肢ですがどうなることやら。

ただ、結局、正解をつくるのは自分です。

 

 

●「マーケティングをやらないと。。」と思ったらお声掛けください●

【マーケティング支援サービス】

*ご自身のマーケティング戦略を考えたい、マーケティング知りたい、はじめたい!という方のためのサービスです!

 

↓Kindleで本を出版してみました↓