縦型組織にヨコ串を刺すと言うのは、聞こえは良いけど、なかなかシンドイ。

投稿者: | 2018年10月31日

縦型の組織というのは、良いところもあれば、悪いところもあります。

 

例えば、商品を企画する部門、商品をつくる部門、商品を売る部門にそれぞれ本部みたいなものがあり、それぞれの部門で仕事をしているとしましょう。

多くの場合は、それぞれの部門での最適化はできるけど、部門をまたいだ情報共有や新規事業はなかなか難しいもの。

スピード感やダイナミックな仕事を創り出すことは難しくなります。

そうなると、「やっぱ、組織間のヨコ串が必要だよね。」みたいな話が出てきます。

 

しかし、ずっと縦型の組織でやってきているので、いきなり「ヨコ串を刺そう!」となかなかうまくいかないもの。

縦型でやってくると、どうやら、責任の所在を明らかにしたがるし、面倒な仕事は自分たちがやらないように全力で阻止しようとするし。

口では「ヨコ串」と言っていても、いざ自分たちの仕事が増えたり、聖域に足を踏み入れられそうになると、縦型組織のやり方に戻ってしまいます。

 

「ヨコ串」というのは、とても便利な言葉ですが、一部の人にものすごく負荷がかかります。

新たな価値をつくるために、それぞれの部署の役割や仕事を再定義すると、ボロボロとこぼれ落ちてくる仕事や、ポッカリと抜け落ちる仕事が次々と出てきます。

そして、それらの仕事は、一部の危機感を持った人間で何とかする構図になります。

 

その一部の人たちは、新しい正解をつくるために、試行錯誤を繰り返して動く人。

「ヨコ串」が必要がと言いながらも、今までの仕事だけで、新しい仕事を増やさないように頑張っている人。

後者のような人は短期的にはラクかもしれませんが、前者の人との差は広がる一方です。

 

何かを変えるのはシンドイかもしれませんが、それが自分の血肉になると思います。

そんなことを考えていたら、今月も終わってしまいました。

 

 

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