GEの『ドリ穴』の話に鳥肌が立ちました。

投稿者: | 2018年9月6日

マーケティングを仕事にしているので、いつでもどこでも、マーケティングのアンテナが立っています。

なので、街を歩いていると、

「なにそれ、メチャメチャ上手いわ~」

「それ、オレもやりたかった。悔しい!」

みたいに、一人で”マーケティングアイデア収集”をしてしまいます。

 

先日は、こんな話を聞きました。

GE(General Electric)と言えば、泣く子も黙る産業機器メーカー。

GEは、メーカーなので、発電所や医療機器、航空機のエンジンなどのモノを作っています。

航空機のエンジンならば、エンジンのスペックを上げて、より良い”モノ”を作って、売上を上げようと考えそうなものです。

しかし、IoT(Internet of Things)の分野で付加価値を提供して、新たな収益の柱をつくっています。

どういうことかと言えば、いわゆる『ドリ穴』(ドリルを買う人が欲しいのは穴だよね~)という話です。

 

航空会社は、ぶっちゃけ、エンジンのスペックはあまり関係ありませんよね。

エンジンのスペックよりも、安全第一で、燃費良く飛べる情報に沿ってフライトしたいんですね。

なので、GEからしてみたら、より良いエンジンより、IoTでエンジンに付いているセンサーから取得できる情報を解析して、パイロットの経験や知識に関係なく、その情報が提供できちゃえば良いわけです。

たとえエンジンのスペックが低くても、多少価格が高くても、総合的に見たら安いし、安全だし、航空会社からしてみたら「なにそれ、GEのエンジン最高じゃん!」となりますよね。

 

う~ん、まさに『ドリ穴』(ドリルを買う人が欲しいのは穴だよねという話)。

こういうって、マーケティング的に鳥肌立ちます。

 

 

●「え?マーケティングって何??」とお困りならば●

【マーケティング支援サービス】

*ご自身のマーケティング戦略を話したい、マーケティング知りたい、はじめたい!という方のためのサービスです!


 

◆近況報告◆

今日は、いろんなコンテンツ開発など。