デジタルマーケティングをするというのは、ビジネス全体を見直すということ。

投稿者: | 2018年1月11日

これからの時代、デジタルマーケティングは不可欠です。

小売業マーケット150兆円のうち、オムニチャネルコマース(インターネット上で接点を持った上で、ECもしくはリアル店舗での購入、利用する)の市場は52兆円が今後5年で73兆円になる予測もあるくらいですから。

ただそれを理解していた上で、今後のビジネスを組立てようとしている人は、ボクが見ている限り少ないような気がしています。

単にWEBをつくるだけでいいの?

デジタルマーケティングというと、それ単独で考えてしまうことが多いようです。

例えば、

「ECサイトを作ろう!」

「コーポレートサイトをリニューアルしよう。」

そして、リスティング広告やら、SEOやら、メールワークの施策の強化に向かっていきます。

しかし、それだとうまくいきません。

デジタルマーケティングは単独ではなく、すべての接点(ECはもちろん、リアルな店舗、コールセンター、メルマガ、梱包資材、DM、展示会などなど)と連携してこそ効果を発揮するものなんです。

ということは、つまりデジタルマーケティングを組立てるためには、ビジネス全体を見直す必要があるんですね。

デジタルマーケティングの考え方。

では、どうやってビジネス全体を見直して、デジタルマーケティングを組立てればいいのでしょう?

ボクは今、オムニチャネル戦略策定に関わる中で、デジタルマーケティングを起点に、ビジネス全体を考えるようにしています。

巷では、”デジタルファースト”と呼ばれていますね。

ただ、ボク自身、デジタルファーストを履き違えて「SEOが重要だよね。」とか、「かご落ち対策が必要だよね。」とか、そういった”点”で考えて、それぞれの概念や施策のレイヤーや優先順がわからず、頭が混乱することもしばしば。

それぞれのデジタルの施策は大切ですが、それだけでは上手くいかないんです。

もう少しレイヤーを上げて、デジタルとリアルをどうやって組み合わせていくか?

これを考えることが大切です。

デジタルマーケティングを組立てる5つの視点。

いろんなことを現場で学びながら自分なりの理解を深め、使えるデジタルマーケティングを組立てるための5つの視点を持つようにしました。

それは、

  1. ビジネス視点(実際のところ、それをやって儲かるの?という視点)
  2. マーケティング視点(それをどうやって設計して、施策をカタチにするの?という視点)
  3. システム視点(マーケティング視点をどうやって実装させるの?という視点)
  4. オペレーション視点(どうやって運用するの?という視点)
  5. マインド視点(そもそもビジネスに対してどういう姿勢で臨んでいるの?という視点)

です。

「デジタルマーケティングをやらないと。。。」となったとき、デジタルマーケティングを起点にして何をどうやって組立てるのか?

この5つの視点で分解すると、うまくいくと思います。

 

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