聖書とグーテンベルク。世界で一番売れている本のお話。

投稿者: | 2016年5月30日

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以前、こんなお話を聞いたことがあります。

それは、世界で一番売れている本とグーテンベルクの話。

世界で一番売れている本は?

世界で一番売れている本は、、、なんでしょう?

ハリーポッターかと思いきや、答えは聖書だそうです。

ギネスブックによると、3880億冊。

経典なので、言われてみれば確かにそうだな、、ととても納得しました。

でも、経典ならば、なぜ他の宗教の経典は売れていないでしょうか?

それは、印刷技術に関連してきます。

昔は、書物はとても高価なものでした。

しかし、グーテンベルクが活版印刷を発明したことで、ガンガン印刷して一気に広まったんですね。

でも、それなら他の経典はなぜ広まらなかったのか?

それは、文字数の問題です。

聖書はアルファベットは26文字で書かれていて、活版印刷と相性がよかったんですね。

これってビジネスでも同じ。

この「聖書とグーテンベルクの話」をとても大切に考えています。

聖書の簡単な文字の構成と印刷技術が組み合わさって、爆発的に普及したわけです。

これをビジネスに置き換えるとどうでしょう。

聖書の簡単な文字構成=ビジネス要件、印刷技術=システムや現場運用、仕組みと置き換えると、わかりやすいかもしれません。

つまり、ビジネス要件が多ければ多いほど、システムや現場運用の相性が悪く、広がりが遅くなりマーケットから取り残されるというです。

ボクがシンプルに考える理由。

いろんな事情があるにせよ、その事情に合わせて、要件をたくさんつくるのは簡単です。

ただ増やして、それに合うシステムや仕組みをパワープレイで作ればいいんですから。

しかし、要件を減らす努力をしないと、広がりが小さくなり、せっかく作った仕組みが回らなくなり、ビジネスにおいて致命傷になる可能性が高いです。

ボクはややこしいことを考えられず「シンプルにしよう!」というのは、ザックリB型だからと言うわけではなく、実は「聖書とグーテンベルクの話」があるからなんです。

 

 

◆近況報告◆

今日は、仕事を休み、家のこといろいろです。

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