WEB領域の仕事はカッコいいサイトを作ることではない。WEBと裏方の狭間で個人的に考えたこと。

投稿者: | 2016年3月26日

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WEB領域に関わる人間として個人的に思うこと。

WEBフロントといわれるいわゆるページの見せ方の領域では、大抵のことはできます。

実はWEB領域の仕事で一番大変なのは、その運用の仕組みとその運用する人の問題。

ボクはWEBの仕事をしていると言いつつも、実はWEB領域を支える裏側の仕事をしているんだなあと思った次第で。

中途半端なサイトが生まれる構造。

会社では「WEBって何でもできるんでしょ?」みたいな感じで、考えている人も少なくありません。

カッコよく見せたり、いろんな分析ができたりするので、そう見える気持ちもわかります。実際ボクがそう思っていましたし。

「こんなサイトやページを作ってほしい」「あんな分析ができるようにしたい」というリクエストが来るわけですが、ここで(偉そうに)思うわけです。

「それって枝葉の部分で、実際に大切なのは「自分たちのビジネスの中でWEBで何をしたいのか?」ということでしょ?」と。

それを考えるには「自分達はどうあるべきなのか?」という質問に答えられる必要があります。

これって、結構重いですよね。

普段から考えていないとなかなか答は出せません。

ただ、それが曖昧なだけに中途半端なサイトが生まれる構造なのかなって思います。

社内の業務の流れが整理されていない。

結構しんどいのが、バックと呼ばれる裏方の業務領域。

WEBで受注した後、システム的に商品が自動で出荷されて、会計的な処理がされて、チャチャッと入金確認までできればいいのですが、現実問題そこまでスムーズにスピーディにできるわけでもありません。

受注した後に、担当部署がその注文を確認し、担当者が手配し、上長が確認し、倉庫へ出荷指示をして、このお客様だけはこうして、他のお客様はこの伝票で、倉庫で商品をピックアップして、梱包して、運送便に渡して、、、といった複雑な流れがあったりするわけです。

組織が大きければ大きいほど、その連携に手間と時間がかかります。

そこの流れをきれいにしておかないと、WEBで注文だけ増えても後が詰まってしまい、人海戦術で対応することになるとコストばかりが増える可能性もあるわけです。

WEBでモノを売るということは、裏方の部分の見直しも必要になります。

個人に置き換えてみても。

こうして見ると、個人に置き換えても同じこと。

表面的に変えることはそんなに難しくありません。

例えば、個人でブログを始めることはとても簡単。

そのブログのデザインをカッコ良くするのも簡単。

ブログのアクセスを分析するのも簡単です。

しかし、ブログのネタの視点、継続的なブログを書く時間の捻出といった”裏方”の自分の思考であったり、習慣を変えるというのはなかなか難しい。

会社も同じで、カタチから入っても裏方の担当者の思考や姿勢、実際の業務フローを変えるのがものすごく大変で、結局見かけだけの中途半端なものになってしまうことが多いんですね。

そこに気がついたので、最近はWEB裏方領域を仕事として動いています。

 

 

◆近況報告◆

今日は、子供の送り迎え、父の病院訪問など。

1日1新:なし。

 

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