【WEB構築】WEB構築のおもしろさは、会社の判断基準が見え隠れすることである。

投稿者: | 2016年2月1日

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「WEB構築や制作のおもしろさって何ですか?」と不意に聞かれました。

「え?」と言葉に詰まったボク。。

そのおもしろさを考えてみました。

WEB構築のおもしろさとは。

WEB構築のおもしろさは、人それぞれ。

「かっこいいデザインのWEBを作って、みんなに見てもらいたい!」と言う人もいれば、「いろいろ試した反応がダイレクトで見られるから、ユーザーと会話をしているようで楽しい!」というような人もいます。

で、ボクのおもしろいと感じている点はといえば、、、

かっこ良くいうと「WEB構築や運用で会社全体の課題や思考レベルを表面化させて、今後に向けて組み直すこと。」です。

そのデザインの裏側。

最近、WEBデザインを考えるのに、クリエイティブディレクターやアートディレクターと呼ばれる(名前を聞くだけでカッコいい~)と一緒に仕事をしています。

その中で、感じたこと。

デザイナーさんって、サクッとカッコいい見た目をつくるのが仕事だと思っていましたが、そうではありません。

ものすごい量のヒアリングをし、いろんな関係性を理解し、ときには一緒に遊んだりして、その人、その会社にとっての様々なことを整理整頓をして、それをデザインに落とし込みます。

つまり、ひとつのデザインの後ろには、膨大な時間と思考があるんですね。

今一緒にお仕事をさせていただいている方は、とにかく「そこですか!」という情報や出来事から、会社の価値観やあるべき方向を紐解いてくれます。

す、すごい。

(もちろん、見た目をサクッとつくることが求められるときもありますので、どちらが良い悪いの話ではありません。)

1mmのズレへの意識。

そのデザイナーさんたちと仕事をしていて、「あ、この人たちはデザインをつくる前に、いろんな確度で相手の思考を整理整頓してくれているのだな。」と気付かされたんです。

そして、自分自身も「WEB構築や運用で会社全体の課題や思考レベルを表面化させて、今後に向けて組み直すこと。」がおもしろいと気が付きました。

WEBを構築するには、細かい話、現状のシステムやデータベースをすべて把握し、今後やりたいことに対して整理整頓をする必要があります。

そこには、今までやってきたいろいろな柵や事情があり、会社としての判断基準が見えます。

デザイナーさんが言っていました。

「1mmのズレを直すときにどう思うか?」

Aさんは、「1mmくらいいいじゃん。面倒だな。」と考える。

Bさんは、「1mmもズレていたら大変だ。すぐ直して確認しよう。」と考える。

まあ、その1mmのズレ自体は、大したことがありません。

デザインであれば大した問題にならないかもしれませんが、経営判断の1mmのズレが、後々大きな差を生むこともあります。

見た目には、どちらも1mmを修正したように見えますが、その奥の思考には大きな差があります。

WEB構築や運用をしていると、そうした思考の1mmのズレが見えてきます。

そのズレが悪いというのではなく、そのズレに人間味を感じ、そのズレの背景や会社としての判断軸が見え隠れし、それを自分たちなりに未来に向けて組み立て直すことが、自分にとってのWEB構築のおもしろさです。

 

◆近況報告◆

今日は、WEB打合せ、役員打合せなどモリモリです。

1日1新:なし。

 

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