【人材不足】それって、人を補充すれば良いという問題なの?

投稿者: | 2015年9月8日

jinzai

社内の人の困り事を聞いていると、一番多いのがこれ。

「人が足りなくて、忙しい。」

「もっと人がいれば楽なのに。」

さて、人を増やせば本質的な解決につながるのでしょうか。

人手が足りないから人が欲しい。

「部署には人手が足りない。だから、人をください。」

現場ではこういった声をよく聞きます。

実際、ボクのセクションでも人が欲しいと考えています。

理由は、とりあえず目の前のことを何とかしないといけないので、短絡的に人海戦術で乗り切ろうと考えてしまうんです。

果たして、それで人を取って解決するんでしょうか?

人を入れれば解決するのか。

今までの経験からいくと、人が足りない→人を取った→うまくいった!という事例は見たことがありません。

人を取っても、新しい人のスキルやレベルが合わず余計な工数が増えたり、新しく人を取ったことで周りの人が創意工夫をしなくなり、結局押し並べられて、人を取る前とあまり変わらないという状態になることが多いです。

さらに、人を入れるとP/Lに大きく影響し、生産性を上げなければ利益を出すことが難しくなります。

そう考えると、人を入れて目の前の一人あたりの仕事量は減ったとしても、いろんな面で考えると「単純に人を増やせば解決する」という問題では無いんです。

「人が足りない」という前に考えているか?

ここで大切なのは、「人を増やす以外に方法はないのか?」ということです。

つまり、今のやり方で業務をするから人が足りないのであって、今のやり方という前提を見直しているか?ということです。

もっと根本的なところで、

それらの業務は本当に必要なのか?

その資料作成って必要なの?

手のかからない他の方法でもいいんじゃないの?

などなど、人を補充する前に、自分たちがやるべきこと、できることを本当に考えたのか?と問いたい訳です。。。自分に。

ふう、自戒の念をこめて。

 

◆近況報告◆

今日は、終日EC事業の外部コンサルとの打合せ。

1日1新:無印良品のカレー

 

今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。