【壊すものもビジネス】未来の事業をつくるときに気をつける3つのこと。

投稿者: | 2015年5月19日

dam-business

既存事業が足かせになって、前に進めないことってありませんか?

壊すことへの抵抗。

人は、せっかく作ったものを壊すことに、とても抵抗があります。

会社でよくあるのが「導入したシステムの原価償却が終わってから新しいものに代えないともったいない」考えたり、それを作った人の立場を考えた”大人の事情”なるものがあったりと、「壊す」ことというのは一筋縄にはいきません。

しかしその結果に見るのは、継ぎ足し継ぎ足しで対応しようとして、結局二進も三進もいかなくなるパターンです。

アメリカのダムの話。

以前、たまたま読んでいたワシントン・ポストの記事。

アメリカでは2006年から2010年で、240基近くのダムが撤去されたそうです。

時代と共に、発電や給水の技術も当然変わるのでダムの意味が変わってくるので、当然と言えば当然です。

しかし、ここで注目すべきは、ダムの撤去と河川再生事業に多額のお金を投じたら新たに700種類以上の仕事が生まれ、さらにレクリエーションや旅行業などの継続的に利益を生む事業が年間400種類以上誕生したそうです。

壊すことで生まれる。

壊したり、元の戻したりすることが無駄かと言えば、そんなことはありません。

ひとつの経験として役立つし、それがあったからこそ見えるものや整理できた事実があります。

そして、壊したことによって新たに時代に合った事業や機会が生まれることの方が多いのかもしれません。

過去は「大きくして、増やすこと」に着目されることが多かったようですが、これからは「壊して、整理して、フットワークを軽くすること」の3つを理解しておくことが大切になるはずです。

個人でも同じようなことが言えますよね。

自分の今の思考や行動の習慣を壊さないで、未来を先送りしていることはありませんか?

 

◆近況報告◆

今日は、未来をつくる打合せ。

1日1新:ブーランジェリー・ボヌールのパン

 

今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。