世の中には、王道というのがあります。
けど、王道を進めるのは一部の人です。
「自分達は自分達で泥臭く地道に道を切り開く必要があるよな~」としみじみ思った昨日のできごと。
どうやら勘違いしている。
社内で打合せをしていると、論点をずらそうとして偉大なる経営者の言葉を使ってくる人がいます。
仮にA氏としましょう。
A氏が言う偉大なる経営者の格言や事例には、学ぶべきことがアーモンドラッシュのようにギッシリと詰まっています。
しかし、器の小さいボクは思うわけです。
「・・・で???」
偉大なる経営者の言葉が深くて素晴らしいのはわかるんです。
けれど、「それは王道を歩いて(いや、歩いている道が王道になるのかな)いる経営者の言葉であり、それをアナタの言葉で目の前のことに合わせて具体的に言い換えないとダメでしょ。」と思う訳です。
社会に擦れたボクは、つい「きっとそんな言葉を知っている自分をアピールしたいだけでしょ?目の前のこと、考えていないでしょ?」と感じてしまうんです。
憧れはいいけど、今できることをしっかりやる。
誰しも華麗なるプレーで人を魅了することに憧れます。
カッコイイですよね、サッカーで言うならファンタスティックなスーパーゴール。
ボクも、仕事でも人を魅了するようなファンタスティックゴールを決めたいと思っています。
しかし、そんなプレーは一生に何度もできるものではありません。
それよりも地味で泥臭いことの方が、断然多いわけです。
翼クンが言うから説得力がある。
「よし、このプロジェクトをファンタスティックに仕上げるぜ!」という絵を描くのは素晴らしいことです。
トッププロのようにスーパーゴールを決めたいのは、とてもよくわかります。
そして、スーパーゴールを決めた後のヒーローインタビューで何を語るのかを考える気持ちもわかります。
けれど、ヒーローインタビューは、トッププロで、かつ結果があるから説得力があるのです。
友人(だとボクが勝手に思っている)羅王氏のブログにこんなことが書いてありました。
キャプテン翼くんに、『サッカー上達の秘訣はなんですか?』と聞いてみてください。たぶん帰ってくる答えは、『ボールとともだちになることさ!』とさわやかに帰ってくることでしょう。そしてそのアドバイスを真に受けたあなたのサッカーの実力は、決して伸びることはないでしょう。ボールとともだちになるのは、もっともっとうまくなったそのずーーっと先の話です。
ラオウを目指す羅王のブログより ←ものすごくおもしろくてオススメのブログです。
そう、翼クンがこの抽象化された言葉を使うから説得力があるのです。
その人がトッププロならまだしも、目の前のことから目をそらして何もしていないオジサンなのに同じ言葉を使っても、何の説得力もないし、周りは理解ができない(したくない)し、意味がわからないということです。
A氏の発言を聞いて、偉大な人の言葉の深さを感じつつ、ボクはボクで具体的で泥臭いプレーで実績を作ることを目指そうと思います。
今日は、代々木公園でサッカー手伝いです。
1日1新:セサミチーズフランスパン。
今日も一日、感謝を忘れずに今を楽しみます。