「会社員より独立！」
「独立している方がカッコいいし、自分の好きな仕事ができる！」
ボクも、そんなイメージを持っています。
しかし、本当にそうなのでしょうか？
日々溜まる不平不満。
会社で仕事をしていると、
「上司が理解してくれない。」
「社内の調整が面倒くさい。」
「こんなに働いているのに、給料が低い。」
などなど、自分の思い通りにはならず、日々いろんな不満がたまります。
ボクも、そうでした。
自分の意見が通らなかったり、やりたくない仕事が振られたり、出世が遅れたり。。「これなら、独立して自分で仕事をした方がゼッタイにいい！」と思っていました。
自分で事業をやってみた。
なので、若かりし（今も若いけど）10年ほど前、ボクも起業に憧れて、自分の事業を創ったことがあります。
このとき、自分の思い通りにできるのは良かったんです。
自分がやりたくなければやらないし、受け入れられないことは拒否すればいいので、自分としては仕事がやりやすいと思っていました。
しかし、逆に言うと「それ、危険な思考だよ。」とか、「その方法は、危ないよ。」といった客観的な指摘をされないので、自分の考えに閉じこもってしまうんです。
そこが、破滅への入口でした。。。
思い通りにいかないからこそ。
今となって、あるとき気がつきました。
それは「会社のいろんな制約条件があるおかげで、いろいろな視点や考え方に気がつくことができる。」という事実。
思い通りにならないこと、想定外のことが起きた時に、会社だとその考えを受け入れざるを得ず、受け入れた上で何とかしようとするプロセスで、新しい視点に気がつくことができるんです。
まあ、これは独立しても同じことなのでしょうが。
自分で事業をやってみた経験があるので、「会社」という枠があることで受け入れざるを得ない上で、自責思考に切り替えることが上手くいっているように思います。
ボクの場合だけなのかもしれませんが。
独立起業したときに、そういった環境を作れば良かったんですが。。。
結局、ボクは今、会社で仕事をすることを選んでいます。
それは、今の仕事がおもしろいし、きっと独立したらできない経験ができるからです。
今は会社で働いていますが、今後もっとおもしろい仕事をつくるために他の環境を選ぶかもしれませんし、今のまま他にチャレンジするかもしれないし。
う～ん、結局は、自分はどちらにシアワセを感じるか。
どちらもシアワセだし、どちらも不幸せかもしれない。
自分が決めるしかありません。
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