ECやWEBの理解を深めるためには、分解するのが一番。

投稿者: | 2018年1月10日

新しくEC事業部門を担当することになったのは、4年前。

それまでの営業とは畑違いの仕事だったので、理解を深めたり、勘所をつかむまでにものすごく時間がかかりました。

その中で、理解を深めるのに効果的だったのは、分解することでした。

まずは何を理解すればいいのか。

ECやWEBをするときに、二つの側面から理解をする必要があります。

ひとつは、ECやWEBをどう活用していけば良いのか?、どういったPL構造になっているのか?などのビジネス的な理解。

もう一つが、ECやWEBがどういう仕組みで動いていて、効率的な運用で回せているか?というシステムとオペレーション的な理解。

一つ目は、営業時代に共通する部分があるので理解はしやすかったんです。

しかし、もう一方のシステム的な理解は、本を読んでも、セミナーに行っても、なかなか自分の中に入ってこず、どうしたもんかと悩んでいました。

部下からのアドバイス。

そんな中で部下に相談したら、こういうアドバイスをもらえました。

「WEBページひとつひとつの構成要素に分解したら良いですよ。」と。

なるほど。

自動車メーカーでは、車の構造を知るために、一人で車をすべて分解して、再び組立てるような研修があります。

大きな部品から、ねじ一本まで丁寧に外すプロセスを経ることで「なぜこの部品が必要なのか?」「なぜ車が動くのか?」というのを理解していけるといいます。

完成品を自分で分解してみることで、どんな構成要素があって、その構成要素同士がどういう関連性を持っているかがわかり、全体的な構造を理解できるんですね。

サイトを分解してみる。

ということで、ボクもWEBのページを分解してみたんです。

WEBページをプリンタから紙で打ち出して、手書きでカキカキ書き込んで、要素に分けるんです。

幅がいくつで、何カラムになってて、バナーがいくつあって、ログインするブロックがあって、テキストが何文字あって、ログインすると何が変わって、みたいのを書き込んでいくんです。

そして、「その要素がどうやって表現されているのか?」とか、「その表現をするためにどんなデータが必要なのか?」とか、「そのための設定やデータのインプットはどうするのか?」ということを調べていくんですね。

すると、普段の生活の中でWEBページを見ていると、「これはどうやって表現させているんだろう??」と気になって、調べたり、人に聞いたりして、さらに理解が深まっていきます。

そのスパイラルに入ることで、ECやWEBで実現できることの理解も深まります。

結果、ビジネス的な視点で持った施策での活用につなげやすくなり、ECやWEBの全体像や活用方法が理解できるわけです。

やっぱ、分解って良いですね。

 

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