MA(マーケティングオートメーション)でクーポン施策をやろうとしたら。

投稿者: | 2017年10月6日

先日、部下たちにこう言いました。

ボク「みんなさぁ、クーポンは感謝して使えよ!」

部下たち「・・・???は、はぃ。」

 

なんのこっちゃわからないと思います。

実は、こういうことなんです。

 

ボクの仕事は、マーケティング設計。

で、今はWEBとか、リアル店舗とか、営業とかをひっくるめて、世間でいうところのオムニチャネル戦略を軸にマーケティングの仕組みをつくっているんです。

オムニチャネルとか言っても大したことはなく、一言で言えば「お客様との接点をいろんなカタチでつくって、良いイメージを持ってもらい、たくさん買ってもらおうね!」というもの。

言うなれば、好きな女の子と学校で接点を持ったら、街角で待ち伏せて偶然を装いおしゃべりしたり、LINEを聞いてライトな会話をしてみたりして、次に会えるようにアプローチをして、また次も会えるようにいろんな手段で接点を持つようなものです。

好きな女の子と会うために、あの手この手を使うわけですね。

その娘が好きな映画や食事で誘ってみたり、いろいろわるわけです。

で、これをマーケティングの施策に置き換えると、

実際に現場に落とし込んでいくと、大半はやれ「セール!」、やれ「ポイントプレゼント!」などが挙がってきます。

そして、必ず挙がってくるのが、そう「クーポン」。

多いのは「初めてお店に来てくれて会員登録してくれたら、500円のクーポン差し上げちゃいます!」みたいなアレです。

言ってみれば、「ごちそうするからさ、ご飯食べに行こうよ!」とデートに誘うみたいなものです。

 

で、そのクーポン。

例えばイタリアンのレストラン。

30代で1回来店してくれていてクリームスパゲッティを食べくれて、来店から30日が経過している女性には、このクーポン。

20代で半年でランチで3回来店してくれていて、会社員の男性には、このクーポン。

みたいに、一律「10%OFF!」よりも、お客様それぞれクーポンを分けて出したほうが、お客様的には喜びます。

 

しかし、、、

クーポンの場合、どこで発行するか、誰に配信するか、配信する顧客はどこで抽出するか、期限はどう管理するか、どうやって通知するか、クーポンがあることをどこで確認してもらうか、使う時に何かを参照してもらわないといけないか、などなど、実はいろんな課題が出てきます。

限られた中なら良いんですが、何万人っていう会員さんに対して自動でやろうとすると、結構難しいんです(ボクのアタマが悪いからかもしれませんが。。)

 

で、冒頭の会話になったんです。

「みんなさぁ、クーポンは感謝して使えよ!」

つまり、カスタマイズしたクーポンを発行する仕組みを自動化するのは、ものすごく大変なことなのが身にしみてわかったので、そういう苦労も知らずに「たかがクーポンでしょ。」みたいな感覚で使われたら、クーポンの仕組みを考えた人がかわいそうだ。。と。

 

・・・はた迷惑な上司ですね。。。

 

クーポン自動化された方、よかったらその苦労話で聞かせてくださいませ。

 

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