「言われているうちが華だ。」という言葉から考えたチームに必要なこと。

投稿者: | 2016年8月14日

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入社3年目に、先輩にこう言われたことがあります。

「言われているうちが華だ。」

今となって、この言葉がとても重要性に気が付きました。

表面的にしかわかっていない自分。

当時、ボクは仕事がデキない君だったので、先輩や上司からとにかく怒られたり、注意されたり。

毎日がとても憂鬱。。。

そのときに「言われているうちが華だ。」と言われましたが、素直に受け入れられませんでした。

それは「「言われているうちが華だ。」というのは、細々した雑用をやらせたり、自分のやり方や考え方の正当性を持たせるためのものでしょ?」といった浅はかな考えを持っていたからです。

オトナの対応をされる前に。

一緒に仕事をしている中で、ボクも部下や後輩に気がついたことを言うようにしています。

そして、気がつけば今「言われているうちが華だ。」と、同じことを部下や後輩に言っています。

ほんのちょっとしたことですが、時間の感覚や資料の作り方、挨拶や態度について「こうした方がいいよ」と。

相手は、どう受け取っているかわかりません。

もしかしたら「あいつ、また言ってるよ。」と思われているかもしれません。

中には、何度言っても直らない、直そうとしない人もいますし。

そういう人に指摘し続けるのは、正直面倒なので、オトナの対応をするようになります。

言わない方が楽だけど、言い合うチームにしたい。

オトナの対応とは、「つまるところ、ある程度のところのレベルに達しようと意識しない人を相手にしない。」ということ。

ちょっと残酷な言い方を変えれば、”切り捨てる”ことになります。

正直、能力なんていうものは、そこまで変わらないと思うんです。

その中でボクが”何かを言う”ということは、そのポジションにおいて、”ほんのちょっとしたこと”を修正できなくて、キッチリと仕事を仕上げられるようになった人を見たことがないからです。

逆に、ボクも今、上席からいろいろ言われています。

そんなとき、この「言われているうちが華だ。」という言葉が思い浮かびます。

そして、今では”言われていることに感謝しよう”と思うようにしています。

言われている最中はなかなか「感謝しよう。」と思えませんが、少なくとも”気にかけてくれている”ことに対しては感謝すべきだと思っています。

そういった感謝をベースにした信頼関係を、チーム内でのフィードバックやコミュニケーションの中で成立させられれば、ものすごく強いチームになるのだと思った次第です。

 

 

◆近況報告◆

今日もお盆休み。娘のプール、夜は上海から帰ってきている後輩と会食。

1日1新南翔饅頭店