ビジネスは、不確実なことばかりです。
その不確実性との向き合い方が、ビジネスの可能性を決めているのかもしれません。
確実な通りにいかないことは失敗なのか?
会社では、何か新しいことをするとなると”予算”の承認が必要です。
そうなると、そこに”確実性”を求められます。
「これ、確実にうまくいくのか?」と詰め寄られたりするわけですね。
そんなのは、やってみなければわかりません。
なのに、「確実」だと思っている通りにいかないことは、「失敗」だと決めつけてしまう思考はちょっと危険かもしれません。
営業は不確実なことばかり。
営業をやっていた頃、日々不確実なことが起こりました。
自分自身が原因なことはもちろん(っていうか大半)、部下の不始末であったり、生産ラインの原因であったり、運送の問題であったり。
「これはいろいろ確認したし、確実だろ」と思っても、ありえないようなことが起こることがよくありました。
新人の頃は、そのたびに「ああ、オレ、終わったわ。」と考えていました。
しかし、あるときから「いくら確認しても、不確実なことは起こる。」と覚悟し、「不確実なことが起こったときに、どう対処するかが大切だ!」と考えるようになります。
いくら確実だと思っても、予期せぬことが起こるので。
それからは、少々のことでは、ビックリしませんでしたし、予期せぬことが起こることは当たり前だと考えるようになりました。
さらに、その失敗を糧に大きな売上をつくったり、信頼関係を構築できたりできたことは、数えきれません。
不確実に向き合う覚悟。
「不確実なことが起こるのは当たり前で、それをどうしていくかが問題だ!」と考える人と、「これは確実だよな。。でも予定通りにいかなかったらどうしよう。」と不安に思う人では、意思決定の時間が異なります。
当然、前者の方がスピード感があり、柔軟にビジネスを組立てられます。
後者の方は、いつでも不安で、想定外のことが起こることが悪いことだと思ってしまいます。
経験上、最前線で仕事をやったことが無い人、どうにもならならいクレームや事態を経験していない人に限って、不確実なことを恐れます。
よく「クレームはチャンス」と言われます。
それは、「確実」に固執せず、不確実なことに向き合う覚悟を持つことです。
◆近況報告◆
今日は、いろんな打合せ。
1日1新:なし。